良くも悪くも収穫
旅に出ていた。
久しぶりの遠出は、毎日くたくたになるほどの心地よい疲労と嘘みたいな腰痛をもたらした。
ハシビロコウ的生活をしていたせいかものすごく退化していたようで、途中はおばあさんのように両手を腰の上で合わせないと歩けないほどだった。反省。
月並みだけれど、日常から少し抜け出したおかげで考える種のようなものをいくつか収穫できた。頭で考えるより体感した方がずっと腑に落ちる。
この頃抱えていた閉塞感や不安は、目的のない生活に起因している気がすること。
写真が大好きなこと。また、下手でもよいこと。
気軽に旅行に行ける環境に身を置きたいこと。
そういえば道中でおみくじを引いたら凶と大凶を引いてしまった。
もしかしてエスカレーターで思いっきり転倒したのも…とついつい悪い方に考えてしまうけれど、最近いい事も多く起きていたしなんとなく物事のバランスが取れたことに妙に安心した。
それでも、厄年の凶はものすごく怖い。