引き算と終活
無性に引き算がしたい。
あれだけ悩んで買ったイヤリングや大量の毛糸、型紙にカメラ、タワーと化した本。
気に入らないというよりは今後の人生に必要ない気がして、囲まれている環境に急にひどい違和感を覚えるのである。
そういうわけで今日は珍しくせっせと部屋の片付けをした。
引き算を始めるといつも終活をしている気持ちになる。
20代後半からエンディングノートに興味を持ちつつもまだ手を付けられていないのだが、そろそろ終の棲家をイメージしながら必要なものをできるだけ取り揃えていきたい。
30代半ばになり、気軽に会える友人がどんどん減っていき、特に自分に結婚などの予定もないとなると、一人で生きていくということが頭に浮かんでくる。
最近は覚悟のようなものにも変わりつつあるような気がする。
覚悟といってもまあ別に大したことはなく、ただ周囲に迷惑をかけないように全うできるかということに尽きる。
風呂敷を広げすぎず、こじんまりと生きていきたい。